BMW 320d Touring M sport のタイヤ交換
F31 3シリーズツーリングのタイヤ交換の様子を紹介します。
用意するものはわずかこれだけ。油圧ジャッキとクロスレンチです。油圧2tジャッキは他にも2つ持っているのですが、このF31はMスポ仕様で車高が低いため、「低床用油圧ジャッキ」を買いなおしました。余計な出費だなぁ・・・。
ボディ下部を覗いたところです(汚いですね・・)。近頃のBMWのジャッキポイントはこんな形状ですので、これに合うジャッキマウントアダプターが売っています。純正はお高いのですが、Amazonや楽天で1000円~2000円程度で安価なものが販売されています。
そのジャッキマウントアダプターを購入しておいたのですが、どこかにしまってしまったらしく、この時、どうしても見つかりませんでした。また注文してから後日、タイヤ交換すればいいのですが、この時は、その他の準備は全部してしまった後でした・・・。3分考えた結果、後日行うのも面倒なので、ジャッキマウントアダプターのようなものを作ることにしました。材料は手元に転がっていた2×4の端材。現物合わせで電ノコで切り、木工用ボンドでなんとなく接着して完了。ものの5分の簡単工作です。
さてさて、交換するのはスタッドレス。いろいろタイヤチョイスを悩んだ結果、やはり、安心安全のブリヂストンのブリザックの最新版VRX3にしてみました。
なかなかいいお値段です。X5に装着する255/55R18などに比べれば安いものですが、それでもちょっと気になるお値段です。アジアンスタッドレスの数倍以上ですね・・・。
スタッドレスにはするものの、車高の低いFRに冬はあまり乗らないので必要性はそれほど高くないのですが、それもいざというときの安心のためにブリザックにしてみました。
さて、モノがそろいました。交換しましょう。
ゆるめて・・・上げて・・・外して・・・といつもの簡単作業です。
せっかくなので、ブレーキまわり、サスペンションまわりを確認します。こんな時でもなければ、パッドのすり減り、ディスクのすり減りを目視しませんし。
・・・・といっても細かいことはよくわかりません・・・。
最後は、トルクレンチで規定トルクで増し締めすれば完了。ちなみにBMW F31のタイヤ締め付けトルクは、140N・m 。はじめは「ええ?こんなに締め付けるの?」と思いましたが、BMWは基本的に130N・mとか140とかで締め付けるようです。でもこれは明らかに国産車に比べれば強いトルクで、例えば今、同時所有しているトヨタ ノアが103N・m 、クラウンが1103N・m 、N-BOXが108N・m 、パジェロミニが80~100nN・mなのでそれに比べると非常にしっかり締め付ける感じです。
と、ここまでやって「よし、OKだ」とちょっと動かしたらこんな警告が出ました。
空気圧が足りないぞーとの警告です。まぁ、この画面のようにリセット操作をすれば消えるのですが・・・。(それにしても汚いディスプレイですね。すみません)
ちなみにタイヤの空気圧はこのようになっています。(運転席ドアをあけたピラーに貼ってある表です)
そういえばうちのガレージにはコンプレッサーもあることを思い出し、接続して電源を入れて・・・
規定値のエアーを入れました。 タイヤのエアー確認って、非常に簡単な作業ですよね。燃費だけでなく安全確保のためにも重要なことなのですが、コンプレッサーを動かし、長い高圧ホースをとりまわすのが面倒でついさぼりがちな自分に反省。
外した夏タイヤ。うーん、そろそろ替え時かも。
Mスポは、純正で前後異形タイヤを履いています。普段はわかりにくいのですが、こうやって並べるとわかりやすいですね。225/45 R18
と 255/40 R18です。
追記 タイヤを買い換えました
複数台の車があることは良し悪しです。最大の問題は費用がかかることですが(覚悟の上なので仕方ないのですが)、実質的な課題の一つが「車の状態に注意が行かなくなる」「メンテナンスがいき届かなくなる」こと。
という訳である日、BNWのタイヤを見てみたら驚愕のすり減り具合でした。サーキット走行をするわけでもなく、制限速度以上にブイブイ飛ばすわけでもなく、普通に、楽しく走るだけですので、特にグリップの低下は感じなかったのですが、さすがにスリップラインまで来ているのはマズイので、タイヤ交換をしてみました。
前後異形タイヤを履いているMスポですが、減りぐらいはフロントの方が激しくなっていました。うーーん、カーブを攻めたつもりはあまりないのですが・・。なぜ?
悩みに悩んだのがタイヤの選択。欧州車のサスのセッティングを考えると、欧州ブランドが無難かな、と思いました。とりあえずお財布を考えず候補を挙げると、
CONTINENTALなら、PremiumContact またはExtremeContact
PIRELLIなら
Cinturato P7 とか
P Zero
MICHELIN なら Pilot Sport または Pilot Super Sport あたり。
ここら辺になると当然、高額帯のタイヤになってきますので、これらを買うなら、BRIDGESTONEの POTENZA RE-71RSあたりも視野に入ってきます。
(余談ですが”ポテンザ”と聞くだけで胸が躍ります。中高生のころ夢中で読んでいた車雑誌に「今度のポテンザはすごく出来がいい。だって直進走行性が良いとは言えないポルシェ968が200km/hでも真っすぐ走っていくんだから」なんて文章を今でも思い出します)
F31はフロント 225/45 R18、リア 255/40 R18ですので、納期や在庫の問題もあり、悩みに悩みました。
ちなみに費用ですが、ディーラーでお願いすると、作業費込みで50~60万円かかるとのこと。「それを出すなら、パジェロミニがもう1台買えちゃうぞ!」とオー〇〇ックスなど車用品量販店にも行ってみましたが、やはり25万円~35万円はかかるとのこと・・・。
ディーラーよりは安いけど、でもまだ気軽に出せる金額ではないので、もっと安いものを聞いてみると、「アジアンタイヤなら10万円弱で可能」との返事。一言でアジアンタイヤといっても、かつてと異なり性能がかなり上がっているとの噂は知っていました。特に韓国系のKUMHO、NANKANG、HANKOOKなどの最新モデルは評判も良く、欧州車に標準装備されているものもあるのも知っています。
「でもなぁーーーー」といろいろいろいろ悩みました。
結局、性能と値段が自分の用途に合いそうな、
CONTINENTAL ExtremeContact DWS06 にしてみました。価格は、オー〇〇ックスの価格でいえばリアが6万円/本、フロント5万円/本でした。
アルミホイ-ル、作業費なしで25万円を少し切る感じです。
・・・さてここからは、自分の費用をおさえるための工夫です。ディーラーや量販店さんも良いのですが、価格が一番安いのはやはりネット上のお店。製造年などきちんと説明してあるネットショップで、タイヤ(ホイルなしのゴム)だけ購入し送ってもらいました。
そして今履いているホイルを外すために(面倒だけど)一度スタッドレスに履き替えて・・・。
持ち込みでタイヤの入れ替えとバランス作業、旧タイヤの処分作業をしてくれるお店まで軽トラで持っていきました。
組みあがったタイヤをスタッドレスを外し装着。締め付けトルクも確認し、作業完了!
ちなみに、結局費用はディーラーの数分の一、量販店と比べても半額以下で 交換できました。